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| 対局前に張栩王座から田中学生王座に
張栩王座の著作『よんろのご』が贈られた。
笑顔で挨拶が交わされ、和やかな雰囲気が漂う。
過去の通算結果は学生側の二勝三敗となっている。
張栩王座は4回目の参加である。
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| 対局は自由置き碁2子、逆コミ4目半、持ち時間は
1時間と1手30秒である。
自由置き碁ではあるが、田中学生王座の通常通り
の2子局と同じ配置で始まった。
「通常に置いた方が王道のような感じがした。
プロの先生に教えてもらう機会などあまりないため、
通常通りに置いて自分の力を試したかった」と
田中学生王座は語る。 |
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| 60手目は辛い手ではあるが、今打つ手ではなかった。
3-Dに着けるか、3-Fにかかるのが相場だった。
実戦のように黒に厚みをつけられては白がつらい。
その後も黒は厚みを生かし手厚く進めていく。
102と白が滑った際に7-Gとのぞき、中央白を切断して
おく必要があった。「のぞく手は考えたが、愚形を
避けてしまった。」と田中学生王座は言う。 |
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| 黒103の打ち込みは強手。白は取りにいくことが
できない形。これで地ははっきりと黒の方が多く
なった。白は122と勝負手を放つ。
だが、「先に13-Nとのぞいてから打つべきで
あった」と張栩王座は言う。
黒139手は勝着。次の141手で左辺黒の
大石は生き、田中学生王座はここで勝ちを確信する。
その後も張栩王座の反撃を許すことなく
冷静に対応し、見事、田中学生王座の
177手完黒番中押し勝ちとなった。
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今回の対局は、日本経済新聞社HP
NIKKEINETにて ライブ中継されました。 |
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