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過去の通算結果は、学生側の一勝二敗となっている。
今回の特別対局は、持ち時間1時間、秒読み30秒、
自由置き碁2子逆コミ4目半という手合割りで
おこなわれた。
注目が集まる中、対局開始の合図とともに山本さんが
置いたのは、右上隅星と右下隅小目だった。
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| 序盤、黒12は14からアテる方が普通である。
26のオサエは打ち過ぎで、
29までとタネ石を取られてしまっては、
既に白が一本とった格好。
黒34は17左のキリを見て好点だが、
右下白3の石に対してカケを打つ方が
優ったと局後に張王座の指摘。
黒58とツケコシた手はやはり損で、
黒56と打った手を活かして、単に
黒60とツケた方が優った。以下白67まで
黒の形が崩されてしまっては黒が苦しそうである。
右上隅、右下隅と白が巧みに打ちすすめ、
ここまで相当に黒が苦しそうである。 |
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さらに白107まで左上隅まで荒らし、
かなり白が好調のように思えたが、ここから
山本さんが本来の力強さを発揮し始める。
黒108が厳しい狙いであった。
白は139とつながっておけば安心なのだが、
張王座は131と厳しく中央の石に狙いを定めながら
打ちすすめていく。
しかし、結局黒152まで簡単につながらせてしまっては
白の打ち方が甘かったと局後に
張王座はおっしゃっていた。
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| 白153とコスんだ手は上辺の白を助けた方が
わずかに優っていたらしく、また、
白155の打ち過ぎもあり、154、162と
打つことができては少し黒が良くなったようだ。
このまま正しく打ちすすめれば黒が1目半位は
良いだろうと張王座が局後の検討でおっしゃって
いたが、山本さんが小ヨセで損を重ねてしまう。
最終的に黒214が敗着となった。
この手で217と打っていれば、
半目黒に残っていたらしい。 |
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今回の対局は、日本経済新聞社HP
NIKKEINETにて ライブ中継されました。 | |